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インドの列車について

世界有数の“鉄道大国”と言われるインド。網の目のようにインド全土に張り巡らされた鉄道網は総延長64,000㎞以上。13億人を超えるインド国民にとって鉄道は日常の移動を支える“足”です。

そしてそれと同じように、私たち外国人旅行者にとってもインド国内の1番メジャーな移動手段は列車です。インド旅と列車は切っても切れない関係、“インドの列車を乗りこなせるかどうかがインド旅を効率よく快適に進めるための大きなのポイント”になります。

少々複雑ではありますが、ここでは列車のアレコレについてお伝えしますので、ぜひご参考ください。

列車、クラス、シートの選び方

インドの列車の選び方の手順は全部で3つです。

・STEP1→列車を選ぶ
・STEP2→クラスを選ぶ
・STEP3→シートを選ぶ

この3つを決めたら、あとはその列車のチケットを購入するだけです。

STEP1:列車を選ぶ


列車を選ぶ際のポイントは全部で3つです。

①出発時刻と到着時刻で選ぶ

インドの列車は24時間運行しています。慣れない異国の地においては犯罪に遭うリスクを減らすためにも、できる限り深夜の出発、到着は避けるべきです。インドの列車は遅延が多いので余裕を持った時間帯の列車を選ぶことをオススメします。

②所要時間で選ぶ

インドの列車は同じ区間であっても所要時間が全然違います。選ぶ列車を間違えると所要時間がものすごく長くなってしまう場合がありますので、列車のチケットを購入する際は目的地までの所要時間がどれくらいなのかしっかりと確認しましょう。
列車の遅延は停車駅に予定よりも長く停車してしまうことから発生することが多いです。所要時間が短い=停車駅が少ない=遅延のリスクが低いと考えて、なるべく所要時間が短い列車を選択することをオススメします。

③出発駅、到着駅で選ぶ

列車の駅は1つの町に1つとは限りません。どの駅もアクセスがよく最終目的地まで近いならばいいのですが、そうではない場合もあるので注意が必要です。目的地までの距離が遠いことがいけないというわけではないのですが、どの駅が発着駅なのかはしっかりと把握して、可能な限り選択された方がいいです。

チケット購入の際に列車が決まっているとスムーズですので、希望の列車を決めておきましょう!第3希望ぐらいまで決めておくと、希望の列車が満席で買えない場合でも慌てずに済みますよ!

STEP2:クラスを選ぶ


インドの列車にはクラスがあります。乗る列車によって選択できるクラスに多少違いがありますが、まずはクラスの種類と特徴を把握しましょう。運賃はクラスによって違いますので、ご自身の予算に合わせて選びましょう!

STEP3:シートを選ぶ


選んだクラスの中で上段、下段など座席の希望を出すことが可能です。空いていれば希望の座席になるかもしれないですし、空いていなければシステムで自動に振り分けられます。

【寝台列車のシートの種類と呼び方】
・UB(Upper Bed)…1番上の段
・MB(Middle Bed)…真ん中
・LB(Lower Bed)…1番下の段
・SU(Side Upper)…通路沿い上の段
・SL(Side Lower)…通路沿い下の段

チケットの買い方

インドの列車のチケットを買う方法は、

・駅の窓口で買う
・旅行会社や宿泊ホテルで依頼する
・オンラインで買う

全部で3つです。
インドの列車のチケット購入は少し複雑な部分もありますので、手数料はかかりますが、旅行慣れをしていない方は旅行会社や宿泊ホテルに依頼するのがスムーズです。ここでは駅窓口で自分でチケットを購入する方法をご紹介します。

インドの主要駅には外国人専用のチケット窓口があります。そこへ行って欲しい列車のチケットを購入するのが1番シンプルです。駅の規模によっては外国人用の窓口がない場合もありますが、購入の流れは、申し込み用紙を記入して窓口に持って行く、と基本的には同じです。

書式は駅によって若干違いますが、記入する内容は同じです。両面印刷されていますが、片面は英語、片面はヒンディー語で書かれているだけなので、英語で書かれた面に記入しましょう。

▼用紙の記入例
・日付の記入は日/月/年の順で書いてください。
・同じ日、同じ区間、同じ座席クラスであれば1枚の用紙で最大6名分のチケットが購入できます。
・同じく上記に記載した人と全く同じメンバー、同じ日、同じ区間、同じ座席クラスであればもう1区間のチケットを同じ用紙で購入できます。用紙中段より少し下”ONWARD/RETURN JOURNEY RESERVATION”と書かれたところに記入します。
・同じ日に同じ列車に乗るとしても座席クラスが違う場合はそれぞれに申し込み用紙が必要となります。

希望のチケットに空席があってスムーズに購入ができたらいいのですが、空席がなかったり、また別の理由で少し知識が必要な場合があります。その際に窓口で言われる可能性があるインドの列車用語については参考記事をご覧ください。

列車の乗り方

インドの列車は慣れれば簡単に乗れますが、最初は駅の規模や列車によっては、自分の乗る列車、車両、シートを探すことが少し難しい場合があります。日本ほど案内表示がしっかりしておらず、駅の規模次第ではありますが、どちらかと言うと“足で探す”といった状態になるからです。

そんなインドの列車に乗る手順は、全部で3つです。
・STEP1→プラットホームを探す
・STEP2→車両を探す
・STEP3→座席を探す

この3ステップをクリアすれば、列車が出発するのを待つだけです。

STEP1:プラットホームを探す


駅の規模にもよりますが、ある程度の大きさの駅ならば電光掲示板があり、そこに列車番号、列車の名前、プラットホームが表示されています。まずはご自身のチケットから列車番号を確認しましょう。
駅の規模によっては電光掲示板ではなく、TVモニターのようなものに表示されているところもあります。大きな駅に多いですが、プラットホームにも列車番号が表示されている場合があります。

STEP2:車両を探す


Coach number(車両番号)はアルファベットと数字の組みわせで表示されます。アルファベットはそのクラスの頭文字です。
▶︎A1クラス…A、A2クラス…HA、A3クラス…B、SLクラス…S、ECクラス…E、CCクラス…C、2Sクラス…GS、となっています。(多少違う場合もあります)

車両番号は大抵各車両の真ん中にプレートのようなもので表示されています。この車両が例えばS1→S2→S3→S4→S5…B1→B2…と順番に並んでいたらわかりやすいのですが、列車によってはそうでない場合もありますし、インドはほとんどが20両編成超えなので探すのが大変な場合があります。頑張ってください!

STEP3:座席を探す


列車によって座席番号の書かれている場所に多少の違いはありますが、どこかしらには必ず書いてあるので、自分の座席番号を探して座りましょう。インド人はとても親切なので、わかりづらい場合はチケットを見せて教えてもらいましょう。

もしも3AクラスやSLの3段ベッドのクラスに乗られる方は、就寝時間以外は通常中段のベッドは折りたたまれ背もたれの状態になっていて、上中下段の3人が並んで下段に座ることになります。もしも自分がMB(真ん中の段)だった場合でも就寝時間でなければ遠慮なく下段に座って問題ないです。また、自分がLB(下段)だった場合は、上の段の2人が自分の席に座ってもそれがルールなので受け入れてくださいね。

列車アプリ活用法

インド国内を列車で旅する人にとって列車アプリは必須です。チケットを選んで、買って、乗る、という一連の流れのどのシーンにおいてもアプリが活躍してくれます。ここでは代表的なアプリを2つご紹介します。インドで列車旅をお考えの方はインストールをしておきましょう。

①Indian Railways
②ixigo trains

アプリでは主に以下のようなことができます。

・列車を検索する
・チケットの有無をチェックする
・チケットの料金を調べる
・チケットのステータスを調べる
・列車の運行状況をチェックする

それ以外にもとても便利な機能がたくさんありますので、アプリを利用する予定のある方は参考記事をご覧ください。

**参考記事はこちらから**

インドの列車アレコレ完全マニュアル!【列車、クラス、シートの選び方編】

ゆきんこブログを読む

インドの列車アレコレ完全マニュアル!【チケットの買い方編】

ゆきんこブログを読む

インドの列車アレコレ完全マニュアル!【列車の乗り方編】

ゆきんこブログを読む

インドの列車アレコレ完全マニュアル!【列車アプリ活用編】

ゆきんこブログを読む

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